がん性疼痛
がんの経過中には、がん自体の痛みやがんに関連した痛みによって、QOL(闘病生活の質)が損なわれることがしばしばあります。WHOでは
三段階の除痛ラダーにより作用の弱い鎮痛薬から順に使用することを推奨しています。治療の目標は”痛みによる不眠の除去”〜”安静時痛の除去”
〜”体動時痛の除去”〜”痛みの完全除去”で、薬物療法だけではなく、神経ブロックの併用や、放射線療法、理学療法、心理療法なども併用されます。
| がん性疼痛の概説サイト |
| ・国立がんセンター/がん情報センター/がん疼痛の治療 | |
| ・癌疼痛に対する麻薬性鎮痛剤の処方第7版 |
| 治療法 |
| WHO除痛ラダーによる治療法 | ・第一段階 非ステロイド系抗炎症鎮痛薬(NSAIDs) ・ナイキサン内服 ・ボルタレン坐薬、インダシン坐薬 ・ロピオン点滴静注 ・第二段階 弱オピオイド ・リン酸コデイン内服 ・レペタン坐薬、ペンタジン坐錠 ・オキシコンチン徐放錠 ・デュロテップパッチ ・第三段階 強オピオイド(モルヒネ) ・塩酸モルヒネ ・硫酸モルヒネ徐放錠(MSコンチン錠) ・モルヒネ坐剤(アンペック坐剤) ・モルヒネ持続皮下注入 ・モルヒネ持続点滴静注 ・硬膜外モルヒネ注入 |
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| モルヒネの副作用と対策 |
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| 鎮痛補助薬 |
他、放射線療法、理学療法、心理療法などの併用による総合的治療が望まれます。 |
| がん性疼痛に対する診療科 |
がん性疼痛に対する治療は、原疾患の治療と並行して、各診療科で行われていますが、各種ブロックを併用して行く場合は、麻酔科、
ペインクリニックなどで、また放射線療法を併用していく場合は放射線科での診療が必要となります。また、整形外科的処置やリハビリテーション
の併用、更に総合的な治療や精神的なケアを考えた時、他、心療内科、理学療法科の併設や緩和ケアにも理解のある総合施設での治療が
望まれます。
なお、現在、2004年にスタートした「第3次対がん10ヵ年計画」の主旨に基き、「都道府県がん診療連携拠点病院」を中心に
キャンサーボード(Cancer Boad)での緩和医療を含めた全人的包括的がん医療実践の動きがはじまっています。